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「将来の夢」 2年3組 阿部秀子

- 今日の遠吠え -

こどもの頃は、漠然と
24歳で

お嫁さんになるんだと決めていた。

二十歳になったとき、3年後なんかすぐでぜんぜん考えられない、と思ってまあ、
27歳で
結婚するかなと、何の根拠もなく想像した。

そして30代の半ばも過ぎようとしている今、
期限を切るのはやめようと思っている。

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連休中、部屋にいる時間はずっとFMを聴いていたのですが、最近フリーターや、『NEET』と呼ばれる、就業、就学、職業訓練のいずれもしていない若者が増えているということで、「さあ、みんなも夢に向かって頑張ろうぜ!」みたいなノリで、夢を追いかける若者のインタビューや、活躍を伝える番組が目白押しだった。

登場するのはタブセに続けとNBAに夢をかけ十代にして単身渡米した青年とか、旧態依然とした古い業界に新しいビジネスモデルを引っさげ乗り込む学生企業家とか、そういうストーリーばかりがクローズアップされている。

何かずれてるんじゃなぁ~い?・・・

そういうの聴いて、「よしっ!オレもっ!」って単純にダラダラとした毎日から、一念発起して血のにじむような努力で夢を目指す、今どきの若いのがどれほどいるのかなぁ。
大体こういうことに刺激されて、一念発起できる子なんてとっくに、きっと短絡的でも失敗しても、どんどんトライしていく子だからほおっておいても大丈夫。

今のモラトリアムな彼らはきっと、豊かになりすぎた世の中で退屈で刺激がなくて、何を目指したらいいかわからなくて、ウダウダしているんじゃないかしら。
そんな風に夢をもって飛び出していける人たちがいることは知っている、でもオレッて特に踏ん張りたいほどやりたいことあるわけじゃないし、いろいろやってみてはいるけど、最初に夢見ていたたほど特にエキサイティングだったりカッコイイわけじゃなかったし、まあ毎日そこそこ楽しく困るわけでもないし。
きっとそんなところだ。

そんな彼らに、現実から突出したアメリカンドリームみたいな話をしたって、余計シラケるって。
いいよなぁ~才能あるやつらは。って。
貧しかった時代はきっと、貧乏で嫌って言うほどお尻に火がついている人が多かったから、畜生オレもきっと成功してやるっ、ってハングリー精神に着火しやすかったかもしれないけどね。

モラトリアムな若者が増えてる現象って、こう考えるとけっこうメディアにもちょっとだけ責任あるかもしれないよ。

私の周りには普通のサラリーマンでも、小さな会社の経営者でも、派遣OLでも、主婦の内職でも、毎日の生活で自分のスタイルを大切にして、小さな目標に向かって一生懸命でイキイキしている人がたくさんいる。
小さな不満や能力の限界を努力と工夫で乗り越え成長を実感してる人、達成感に満足しているひとがたくさんいる。

本当に今のモラトリアムな若者に手を差し伸べるなら、そういう等身大のイキイキさんをたくさん紹介すればいいのにと思った。つまらなそうに見えるけど、けして華やかではないけど、でもやってみると、やり方次第では楽しいのよ、って。案外、地に足が着いた充実感があるのよ。って。

おとなになるっていうのは、いい意味で身の丈を知って、自己確立をしていくってことだもの。と、

老婆心ながらそんなことを考えた成人の日でした。

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